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2023/12/22

【コラム】レスキューボードPRO/ベーシックレスキューボードの特徴・違い

 

レスキューボードは水難救助に必要不可欠な器材の1つです。

弊社で販売しておりますレスキューボードには種類があるのですが、ご存知でしょうか。
現在、販売しているレスキューボードはハードタイプ・ソフトタイプそれぞれ2種類ずつがございます。

1つはGUARDベーシックレスキューボード/GUARDベーシックソフトレスキューボードといった「ベーシックレスキューボードシリーズ

GUARDベーシックハードレスキューボード|安定の浮力。遠距離の溺者救助に|ライフセーバー・救助関連器材

GUARDベーシックソフトレスキューボード|ウレタン樹脂製、初心者から練習用まで|ライフセーバー・救助関連器材

 

もう1つはGUARDレスキューボードPRO/GUARDソフトレスキューボードPROのレスキューボードPROシリーズ

GUARDレスキューボードPRO|より迅速に救助 抵抗を軽減した高速設計 |ライフセーバー・救助関連器材

 

GUARDソフトレスキューボードPRO|ウレタン樹脂製、スピードと操作性重視|ライフセーバー・救助関連器材

 

では一体「ベーシックレスキューボード」と「レスキューボードPRO」は何が違うのか。
レスキューボードの基本的な役割やパドルの方法をご説明した後に、レスキューボードの特徴をご紹介していきたいと思います。
レスキューボードの基本的な役割は以下の通りです。

1.水上の移動

救助者が海や湖など、陸路ではたどり着けない場所溺者がいた場合に現場へ急行する為にレスキューボードを使用します。
または、夏の監視活動期間などでライフセーバーが水上パトロールを行うためにレスキューボードを使用します。

2.水上でのレスキュー
水中に溺者がいる場合にはレスキューボードを使用して、溺者をピックアップし、陸上まで運搬するという役割もあります。
レスキューボードの浮力は大人が10人程掴まっても沈まず、なおかつ安定感があり、救助者を含め3人程で移動する事も可能です。
しかしながら、レスキューボードでスムーズに移動する為には1人~2人でのご使用を推奨いたします

上記のように救助活動等で2人乗りを問題なく行う事のできる十分な安定性や、迅速に陸上にたどり着くためにスピードが出る事がレスキューボードに求められる最低限の条件となります。

また、レスキューボードには乗り方やパドルの方法が3種類ございます。
パドルの方法もご紹介していきます。

①ストロークパドル
レスキューボードに腹ばいになり、パドルをする方法です。
安定性が高いので、ハードなコンディション時や溺者との応答、反応を確認する際に使用します。

②ニーパドル
レスキューボードに正座をして、両手でパドルをする方法です。
ニーパドルを使用する事で更に推進力を得ることができ、
さらには高い位置から監視を行う事が可能ですので、溺者発生時には素早く対応する事が可能です。

③タンデムパドル(2人乗り)
レスキューボードの前方デッキ部分に溺者を前に乗せ、救助者が後ろに乗りストロークパドルを行う方法です。
溺者を発見、ピックアップし陸上まで運ぶ際に使用します。


では、上記のレスキューボードの基本的な性能を踏まえた上で、弊社の「ベーシックレスキューボード」「レスキューボードPRO」それぞれの特徴をご説明いたします。

ベーシックレスキューボード
まずは、GUARDベーシックレスキューボードの特徴です。
「安定感がある為、初めて乗る方でも乗りやすい」
GUARDベーシックレスキューボードは、安定感を第一に作られています。1人でレスキューボードに乗るときはもちろん、溺者を運搬する際などの2人でも安定するようになっておりますので
初めてレスキューボードに乗られる方でも容易にパドリングを行う事が可能です。

「デッキ部分をフラットにすることによって2人乗りの安定感が抜群」
レスキューボードは溺者を運搬する際、救助者と溺者の2人乗りとなります。
その際にレスキューボードの表側であり、溺者が乗る位置に当たるデッキ部分をラウンドさせずに平にする事で溺者の身体がレスキューボード上で動いてしまいバランスを崩す事を防ぎ、スムーズな溺者の運搬を可能にしています。

「ボトム側があまりラウンドしていない為、より浮力を感じられる」
ベーシックレスキューボードはボードの裏側(ボトム部分)の形状をあまりラウンドさせない事で、レスキューボード自体が水に触れる面積を増やし、抜群の安定性と浮力を実現しています。

「浮力がある為2人乗りで意識のない傷病者を運ぶ時のパドルがスムーズ」
意識のない溺者は身体の力が全て抜けている為、陸上まで運ぶのに時間を要します。
ベーシックレスキューボードは十分な浮力がある為、力が抜けてしまっている溺者を乗せての2人乗りをする際もパドルをスムーズに行う事ができます。
これにより溺者をより速く陸上へ運ぶ事を可能としています。

上記のように、ベーシックレスキューボードは初めて乗られる方から玄人の方まで乗りやすく、操作しやすいレスキューボードとなっております。
弊社にて作成いたしましたベーシックレスキューボードの動画もございますので、ぜひご覧くださいませ。

 

続いてはレスキューボードPROの特徴をご紹介します。

GUARDレスキューボードPRO

「シャープな形状」
レスキューボードPROは従来のレスキューボードよりシェイプを細くしよりシャープな形状に仕上げました。
全幅は細くしつつも、浮力や溺者の運搬の為にも厚みを持たせるべき部分には厚みを持たせる事でさらなる推進力が生まれ、より速く溺者までたどり着く事ができるよう設計いたしました。

「浮力を確保するためのボトム」
レスキューボードのボトム部分を水面との接地面を広げる形にする事で、十分な浮力を確保しました。
十分な浮力はレスキューボード乗艇時に少ない力での操作を可能としますので、推進性向上に多いに役立ちます。

「波・スープ(白波)を越えやすいノーズ」
レスキューボードPROのノーズはシャープな形状ながら、ボリュームを出し、浮力を持たせる事で海での使用時に波・スープ(白波)をスムーズに越える事ができるように設計いたしました。
これにより波が上がっているコンディションでもレスキューボードに乗って、溺者の元へスムーズに向かう事が可能です。

「誰でも漕ぎやすいデッキ幅」
レスキューボードのデッキ部分にもボリュームを持たせることで、パドル時にデッキへの浸水しボードが重くなってしまう事を防ぎます。
また、デッキ幅を細くしたことで上腕が水中へ入りやすくなっておりますので、小柄な方や・女性でも操作が容易です。

「コントロール性を向上させたテール」
レスキューボードPROのテールは角ばった形状になっています。
こうした形状にする事で波に乗った際の安定感や、テールが波に当たる面積を増やす事で、艇のコントロールを容易にしました。

「軽量で強靭な強度を持つ竹を素材に採用」
レスキューボードPROは素材にバンブーレイヤー(竹)を使用する事で高強度ながら軽量なボードを実現しています。
レスキューボードはサイズが大きい分、重量がありますが、レスキューボードPROはバンブーレイヤーを使用する事で軽量となっておりますので持ち運びなども容易に行う事が可能です。
このように、レスキューボードPROは溺者までいち早くたどり着く事を目的としたレスキューボードになります。

ご紹介いたしましたGUARDレスキューボードPROのプロモーションムービーを弊社にて作成しておりますので、ぜひご覧ください。

 

このように弊社がお取り扱いしておりますレスキューボードは基本的な性能や使用方法は全く同じですが、それぞれのレスキューボードに特徴がございます。
ぜひともご使用される方やご使用される水域のコンディションなどを踏まえて、ベーシックレスキューボードならびに、レスキューボードPROどちらをご使用されるかぜひご検討いただければと思います。
弊社ではベーシックタイプのレスキューボード、PROタイプのレスキューボードはもちろん、レスキューボードケースやレスキューボード用のフィン・ストラップ・ニーパッドなどの消耗品の販売なども受け付けております。

お見積りなどもご対応させていただきますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
今年度のご予算消化に、素早い納品をご希望などのご要望もご対応させていただきますので是非一度お問い合わせくださいませ。

 

ベーシックレスキューボードストラップ

GUARD ベーシックレスキューボード用フィン

GUARD ベーシックレスキューボード用 / ボードパッド (2枚1セット)

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